アウロラ債権回収との
債務整理の交渉状況
【2022年最新版】

・アウロラ債権回収とは

・アウロラとの任意整理・時効の主張の可否

・アウロラとの交渉の注意点

・まとめ

アウロラの任意整理の対応は、普通です。

将来利息のカットにも応じてもらえます。

一括で払える場合などは、損害金を免除してもらえる可能性があります。

【時効の主張について】

最後の取引日（弁済、借入等）から５年以上経過している場合は、時効が成立している可能性があります。

時効が成立している場合、元金、利息、損害金のすべてを一切支払う必要がありません。

なお、アウロラの担当者の方によっては、判決がなく、時効であることが明らかと思われるケースであっても、正式に書面（内容証明郵便等）をもらわないと時効かどうかは返答できません、との回答をされる方もおられます。

アウロラとの将来利息のカットは、原則、将来利息の全額カットが可能です。

アウロラと任意整理した場合、原則、３６回分割です。

借入状況によっては、６０回分割ができることもあります。

アウロラなど、債権回収会社からの請求書には、大きな文字で

「放置すれば法的処置をとります」、「裁判所に訴訟提起せざるをえません」

などの語気の強い言葉が並んでいることがよくあります。

このような言葉を見ると率直に驚かれる方も少なくないと思います。

もっとも、これらはよくある定型的な文言ですので、過度に恐れる必要はありません。

特に気を付けたい点としては、急いで業者に電話をかけないことです。

もし、時効になっていた場合でも、

「１万円なら払えます」「少しだけ待ってください」

など、悪意がなくても意図せぬ不用意な発言によって時効が更新され、時効を主張できなくなってしまうリスクがあるため要注意です。

請求書が届いた場合は、まずは司法書士などの債務整理に強い専門家に相談してください。

裁判をして時効をストップさせてくることがあります。

５年以上取引がないと時効になって支払義務がなくなるのですが、業者は回収のプロですから、対抗手段を講じてくるのです。

裁判をして勝訴判決を得れば、裁判が確定した日から１０年間時効が伸び、時効が主張できなくなります。

裁判所から訴状が届いた場合、そのまま放置すると相手の主張をすべて認めたことになりますので（擬制自白。民事訴訟法１５９条１項本文）、絶対に放置しないでください。

（民事訴訟法　参照条文）

第百五十九条　当事者が口頭弁論において相手方の主張した事実を争うことを明らかにしない場合には、その事実を自白したものとみなす。

結論から言うと、可能性は高くないものの、実際に訪問してくる可能性はあります。

そもそも、深夜に訪問するなど社会通念上相当でない方法による場合は話が別ですが、訪問すること自体は違法ではありません。

万が一、訪問があった場合でも、うっかりと支払意思があるかのように話すと時効が主張できなくなる可能性がありますので注意です。

今は何も話せませんと言ってその場を切り抜け、すぐに司法書士等に相談しましょう。