任意売却とは？
競売との違い、
メリット・デメリットを解説！

数ヶ月ローンの支払いが滞ると、督促状が届くようになり、督促の期日までに支払えないと催告書が届きます。

さらに催告書の期日までにも支払えないと、住宅ローンの残額を一括返済するよう請求が届きます。

この時点で一括返済がなされなければ、債務者が金融機関から保証会社に移ります（代位弁済）。任意売却を考えているなら、できるだけ早く動き出すことが重要です。督促状が届き始めた時点で、支払いをできる見通しが立たないのであれば、すぐに専門家に相談した方がよいでしょう。

まずは任意売却をするメリットが大きいかどうか、調査をする必要があります。

具体的には、家がどれくらいの値段で売れそうかを査定します。それによって売却後もローンが残りそうかどうか、残る場合は残額に応じてその後の返済計画を考えていきます。

不動産会社によっては、複雑になりやすい任意売却の案件を扱っていないところもあります。

当事務所では任意売却を扱っている不動産会社をご紹介することが可能ですので、査定から売却まで徹底サポートしています。もちろん、売却後に残った借金の返済計画についてや債務整理に関してもすべて対応可能です。

不動産会社が決まり、売却プランが定まったら抵当権を有している金融機関に任意売却の意向を伝え、許可を得る必要があります。

2番目以降の抵当権者がいる場合は、同様に交渉を行います。

債権者である金融機関としては、何はともあれローンの回収ができればよい訳ですので、当然、より高値で売却できる見込みがあれば了承も得やすいでしょう。

一方、任意売却をするメリットがないと思われれば、競売を希望される場合もあります。

交渉を成功させるため、経験豊富な専門家の助言を受けながら行うとより確実です。

売却してもローンが残る場合は、残りの返済を再開します。

返済計画の立て直しに応じてくれる場合もあります。任意売却で住宅を高く売ることができれば、引っ越しは必要ではありますが、自己破産を免れられるケースも少なくありません。